農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! by デジタルトランスフォーマー 渡邊智之

デジタルトランスフォーマーの渡邊智之が近未来について語ります。

岩手・滝沢市にてスマート農業シンポジウム開催

 

本日は上記ニュース記事を見つけましたのでコメントして行きます。

岩手で今年で5回目のスマート農業シンポジウムが開催されたというニュースです。

あまり知られていませんが、岩手県自治体ではかなり早いタイミングで
「いわてスマート農業推進研究会」なるもの作り活動されているスマート農業に関しては日本でも先進的な自治体になります。(下記参照)

私が代表する日本農業情報システム協会としても過去支援をさせていただいたことがあります。

今回も当協会の会員である下記企業が講演や出展を行いました。

基調講演

出展

特に「有限会社トップリバー」さんは日本を代表する農家であり、常に経営を最適化する最適手法に取り組まれている農業生産法人です。

昨年、私が代表を務める「日本農業情報システム協会」にて開催している「スマートファーマーアワード」でもアワードを取得されています。
参考動画

また私が経営する会社「スマートアグリコンサルタンツ合同会社」としても農林水産省のスマート農業プロジェクトに応募し、採択され、匠の農業者のノウハウの見える化、スマート農業人材育成にチャレンジさせていただきました。

取組み紹介動画

今回の貴重講演でも「テクノロジーも大事がが、それを使える人間を作るのがもっと大事」という趣旨のお話をされたようです。

上記採択され取組みを行えたことにより、私が提唱している次世代農業人を「スマートファーマー」という言葉が少しクローズアップされるようになり、最近では農家さんが自分は「スマートファーマー」だと名乗ってくれる人も出て来ました。(下記著書参照ください)

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IT企業が考えるとどうしてもテクノロジー先行となり、人が後追いになってしまうことが多いですよね。このことを「有限会社トップリバー」様と議論する機会があり、意気投合し農林水産省の補助事業に応募することになったわけです。

またスマート農業を議論する際、多くの方が作業の効率化をイメージされますが、実際は、現時点においても人件費を実態にあわせしっかりと管理出来ている農業者は非常に少ないのです。

これを打開するには遠回りかもしれませんが、農業者ではなく農業経営者をいかに増やしていくかというのが大事なんです。
ビジネス感覚の無い方に効率化や収益増に向けた投資の話をしても
「馬の耳に念仏」になってしまうからです。

従ってITツールの導入により、なんの作業が何時間減っただけではなく、結果的に今年の収益は増加したぞ!というところまでつなげなければ導入の本当のメリットは見えませんよね。

そこを「有限会社トップリバー」様と取り組んだわけです。
結果的にターゲットとした農業生産者の年収向上に貢献することが明確になったのです。

栽培技術も大事ですが、これからの農家はそれだけじゃダメなんです。

少し脱線しましたが
自治体でのこういったスマート農業シンポジウムの開催は、地域の農業者の意識改革に間違い無くつながりますので継続実施して行っていただければと思います。もちろん日本農業情報システム協会としても極力支援致します。

今後に期待ですね。
さて今日もこの辺で。。。。