農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! by デジタルトランスフォーマー 渡邊智之

デジタルトランスフォーマーの渡邊智之が近未来について語ります。

ゲノム編集や細胞農業は将来必要な技術であることは間違いありません。

今日はこちらの記事を見つけたのでコメントして行きます!

スマートアグリ・リレーションズ 社長執行役員の齊藤 三希子さんが記載している記事ですね。

NTTデータ経営研究所でスマート農業の研究開発を行われていた時に名刺交換させていただきました。その時は僕は農林水産省の職員だったかな・・・

プロフ写真が素敵なので別人かと思ってしまいました。
あと僕もプロフ写真ちゃんとしたの撮りたいと言いつつもう何年も経ってるなと今年度は実現したい!

本記事ではゲノム編集や細胞農業についても触れているのでスマート農業というよりは、もう少し広い農業DX的な感じですね。

あとは国内視点ではなくグローバル視点の記事になります。

グローバルと国内で大きな事情の違いってなんだかわかります?

「人口」なんですよ。グローバルでは増加、国内は減少という乖離。
そういった意味で、これからの日本の農業ビジネスは国内生産はもちろんのこと輸出、さらには海国外生産なども視野に入れて行かねばなりません。

それには環境が重要なファクターになって来ます。国内であれ国外であれ、植物工場であれ、農産物が生産出来る環境を増やして行かねばなりません。

生産出来るエリアを増やすという観点で垂直農業を最初に持ってこられています。垂直農業で生産性が飛躍的に増加すればこの手法が有効であるのは間違いありませんが、四国の面積ほどある国内の耕作放棄地をフル活用する方法をまずは僕は考えたいですね。通常の農地で作る方が確実にコストは低く抑えられますからね。

次にゲノム編集を持ってこられています。こちらは農業者が手がけることは無いとは思いますが暑さ、寒さ、病気に強く収穫量が倍になる、栄養価が数倍になるといった農作物を人為的に作るというものです。こちらも人口100億人になる未来を考えると必ず必要になります。ただ僕としては従来のかけあわせの品種改良ベースで進めることも継続進めて行くべきだとは思っています。自然界にあるものを人間の手を加える事による予想出来ない副作用などが起きないとも言い切れないので、保険の意味で。

3つ目の細胞農業もそうですね。現時点ではまだ農業者の仕事ではありません。

これらは全ていずれ必要になるのは間違い無いので外国に負けないように研究開発はどんどん進めるべきであるとは思います。並行して日本の景観を残す従来の農業をいかに効率化、高収益化、高付加価値化していけるかもテクノロジーの力で解決できればいいなと思って私は活動しています。

さて少し長くなりました。今日はこの辺で。。。

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スマート農業研究がさかんな大学

今日は下記2つの記事を見つけたのでコメントして行きます!

大学が絡んだ記事がいくつかあがっていたので、
スマート農業研究がさかんな大学について書いてみようと思います。

まず、当たり前ですが農業が盛んなエリアの大学が頑張っている傾向があります。上記に掲載したものは九州大学北海道大学の事例です。

この2大学はスマート農業研究の2大巨頭と言えると思います。
似通った研究をしているわけではなく、北海道大学は自動走行型農業ロボット、九州大学はモニタリングから得た情報からの付加情報抽出かなと見ております。

北海道大学で研究の主導をされているのは野口教授です。(下記参照)

農林水産省職員時代にセミナーに登壇いただくなど大変お世話になりました。この野口教授の研究が農機メーカーで使われているテクノジーの礎になっています。ドラマ「下町ロケット」でも話題になりましたよね。

一方、九州大学は農業者の付加価値向上を主に取り組まれています。
有名なのは直近下記書籍を書かれている南石先生ですね。
もともと農林水産省の方で役人の感覚も持たれており、
こちらも農林水産省の職員時代に「スマート農業」関連の委員に就任いただき座長などもやっていただいておりました。

 農業の匠の技術を明文化し、それをベースに支援するという意味で「農匠ナビ」というスキームで研究を進められて来ております。
直近は下記のようなソリューションを展開されております。

これに加え私が代表をつとめる日本農業情報システム協会の会員にもなっていただいている岡安先生の研究もあります。こちらはセンシングデータや画像データを活用して最適な農業をするというものです。

画像に強いキャノンさんと組まれて、比較的高付加価値なイチゴで取り組んでいるというのが成功に近しい感じがしますよね。

この他にも東京大学東京農工大千葉大学愛媛大学近畿大学佐賀大学などはスマート農業事例で名前が出ることが多いイメージです。
(このあたりはまた別記事でクローズアップしようと思います。)

特に千葉大学は施設園芸に特化してかなり深掘りした研究をされています。
農学部ではなく園芸学部としている所にこだわりを感じますよね。

東京農業大学はあまりスマート農業関連では、名前が出て来ないイメージです。

東京農業大学のスマート農業の動画を見つけましたが、まだセンシングを開始したという感じで、研究をはじめたばかりである感じがします。

さて今日もこの辺で・・・

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2022/12/8(木)農林水産省北陸農政局のスマート農業推進フォーラムに登壇致します!

今日は告知です!無料なので是非エントリーください!

この度、古巣の農林水産省のイベントに登壇することになりましたので告知させてください。

日時:令和4年12月8日(木曜日) 10時00分~16時10分
方法:YouTubeによるオンライン開催

私の講演のお題目は
「食と農の未来を切り拓く農業DX
~農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに~」
です。

最近は「スマート農業」ではなく「農業DX」として話すことが多くなりました。なお、お申し込みは下記からお願いします。

なお今回は私の単独講演ではなく、北陸地域のスマート農業事例の紹介も沢山あります。(下記参照)

佐渡島特産「おけさ柿」大規模経営へのスマート農業技術体系の導入実証
(実証地区:新潟県佐渡市、発表者:新潟県農林水産部農産園芸課)
・省人化テクノロジーと最適な運用方法実証PRJ
(実証地区:新潟県新潟市、発表者:inaho株式会社)
・水田農業の高収益化を推進するブロッコリー大規模経営スマート化実証
(実証地区:石川県白山市、発表者:石川県農林総合研究センター農業試験場
・データシェアリング等を活用した麦・大豆生産を支援する新たな農業支援サービスの実証
(実証地区:石川県白山市能美市、発表者:石川県農林総合研究センター農業試験場

ちなみに私がこの中でも気になっているのは佐渡の事例
下記の記事が2020年と古いのでこの後の進化を知りたいところです!

私がスマート農業委員会の委員長をした岐阜県佐渡市の方が講演されている動画がありました。(こちらも1年前ですね。)

事業者の皆様へ
取組関連の動画を事務局に送付すると最後に流してくれるようなので宣伝したい方は下記から応募しておくと良いと思います。

さて今日もこの辺で・・・

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海外のスマート農機状況がわかるYouTubeチャンネル(今後に期待)

本日はこちらの動画を見つけたのでコメントして行きます!

Part2を先に見つけたのですがその前の動画もありました。

この動画、引用が多いのですが海外の農機の動画ってあんまり見つけられないので非常に良いと思います!

スマート農業ニュースというよりはスマート農機ニュースなんですが、海外進んでますねえ~これと戦って行くのは大変ですよね。まあ輸送コストも考えると相当高くなると思うので、国産で同じレベルのものが出来れば国内には敵なしとは思いますが。。。

海外と国内の大きな違いは、農地の規模なんですよね、北海道なら海外の農機でも比較的導入出来そうですが青森より南の農地は海外製の農機を入れるには農地が小さすぎるという難点があります。

この動画制作しているのが北海道の方々なのでそこはピンと来ないかもですね。

海外の農機のイメージは次の動画を見てもらうと良いかもです。

これを見てもらうとわかるのですが、もう一つ大きな違いが農作物の取り扱いです。日本の農作物の収穫って、農家さんが一個一個丁寧に手でもぎとるイメージが普通だと思いますが海外だと樹ごと収穫しているのでおそらくですが農作物にけっこう傷がつくと思うんですよね。

スーパーにも普通に傷りのものが売られているので消費者もそれを気にしないんだと思います。

この2点が日本と大きな違いかなと思います。

農地の規模は、今後数十年?かけて大規模化がうまく進めば解決出来るかもですが、農作物の取り扱いの所は消費者のイメージ変更も必要なので難しい所ですよね。

私自身は、海外のマネをして質より量だとなってしまうと日本の農作物の付加価値低下につながる可能性があるので、あまり賛成はしません。

やはり品質(外観の美しさも含めた)を今のまま維持した上でのスマート農業、ようするに日本ならではのスマート農業を確立して行くのが大事だなと思っています。

青森県産の最高級リンゴは、海外では一個2500円で売買されていると聞くので日本の農作物は今後も付加価値路線で行くべきだと思っています。

かといって低価格なものを排除するのではなく、低価格で大量生産を目指す農業企業と超高級路線を行く農業企業が共存することでを補完しあえば良いと考えています。

このあたりの議論になると、「未来はこうなる」と断言される人が多くて辟易するんですが、僕はそれぞれがそれぞれを補完しあうという考えでうまくやって行きたいと常々考えています。

皆さんはどう思います?
では今日もこの辺で・・・

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スマート農業のメリットは収量アップやコストダウンだけじゃない。

今日はこちらの記事を見たのでコメントして行きたいと思います。

この記事は誤解を生むのでやめて欲しかった。
補助金目的で導入した方々も多く、費用対効果を本当に意識して行ったのか疑問であるからだ。。。

例えば、自動農機を購入するほどでは無い所が購入すればそればこういう結果になりますよね。本来機器の購入ってのは費用対効果を意識して購入するものです。買ってみて使ってみたけど赤字だったは経営者として失格ですよね。原価償却の考え方もどうやったのかわからないのでそこをはっきりと書いて欲しかったです。

この記事の中にも書かれてますが一定の面積が必要なのは本来購入する前からわかって無ければならず、それがわからないような農機は買ってはいけないってことになります。

従って、この結果になったのは「補助金による購入だから」というのが一番の原因なわけです。

表現は悪いですが「クソも味噌も一緒」に扱われた統計データなんてはっきり言って役立たずです。こういう記事が出ると実情を知らない評論家が「これはダメだ」とか言って世論をそっちに持って行ってしまうのがさらに心配です。

本来であれば時間9%減、収量9%増加なんて私の感覚だと誤差範囲で、この結果だけ見たら私なら失敗だと判断します。
スマート農業のポテンシャルはそんなもんじゃ無いはず。前述した失敗した実証やはなから費用対効果が出ないのがわかっていて補助金目当てであった実証のせいで平均が下がってしまってるんです。

この記事でふれられていなくて残念なのは、ベテランの農家のノウハウがどのくらい明文化出来たのか。それら活用により品質の良い農作物が出来て付加価値があがらなかったのか。といった成果の観点が無いことです。

目玉飛び出るくらい高い農機を買わせて、収量やそもそも時間なんて今まで意識していなかった農家に時間意識を持たせることで定量評価しようとしていること自体がおかしいんです。

年収300万円の農家の年収が500万になったとかそういう実績が必要なんです。これに気づいてくれないと税金を無駄にするだけなんだよなあ~

さて今日もこの辺で。。。

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農業でのWeb3って意外にマッチしそう!

先日「農業Week」「国際スマート農業EXPO」という展示会があったので幕張まで行って来ました!

「国際スマート農業EXPO」の方はドローンやアシストスーツ、植物工場ばかりであんまり得るものが無かったのですが、clubhouseで一緒にルームをやってきれていた甲斐さんが講演されるという事で聞きに行って来ました!

【農業の常識を超越する「Metagri」 ~web3で農業をアップデート~】
「NFT」「メタバース」「DAO」「DeFi」という題名で講演されるという事だったんですが実は内容よりも、会った事の無い甲斐さんに挨拶しに行こうというのが本来の目的でした。

講演に関するプレスがこちら。。。

甲斐さんが進められている農業×Web3の活動を「Metagri」と称しているようです。(下記URL参照)

さて、私はというとITコーディネータやAI・IoTシニアコンサルタントの資格を持って置きながらWeb3についてはまだそれほど知識がありませんでした。なんでかというとバーチャル系のゲームをやらない人にはまだそれほど関係無い話で、農業という超リアルの世界とは結びつかないと思い込んでいたわけです。

講演会場に到着し、入り口にいた甲斐さんともしっかりと名刺交換させていただいた上で会場の中程で聞かせていただきました!

いや~ 目からウロコだったわ。聞いていて僕の頭の中で合体したのは、
「農作物の産地偽装」だったんですよね。

NFTについての簡単な説明はこちらから。。。

あと、農作物ってお腹の中に入っちゃうと無くなってしまうという事もあり、「本当に買って食べた」という証拠がデジタル上にあっても良いなと思いました。

後者はコレクション的でビジネスになるか微妙ですが、産地偽装防止はビジネス貢献出来そうだなと。

生産者の顔が見えるの延長上で「農カード」という取組をされている方達がいるのでまずはこれをNFT化するのが面白いかもしれません。

今は何々県産くらいしかわからなかったのが個人まで特定出来るようになり、良い農作物を作っている農家さんが儲かるなんて事もありえるかも。

それから農業に多いケースとして「お裾分け」ってのも多いなと。
NFTを分割所有することが出来れば「お裾分け」した側もされた側もその証拠を持てるのっていいな~さらにはそこから次の農作物購入者につながるなど。いままでお裾分けでもらってもそれがどこの誰が作った農作物かなんてわからなかったですもんね。美味しくてもそれまでみたいだった所が変わりそうですよね。

いろいろと考えられるなと思いました。

これを気に私も農業での活用シーンをいろいろと利用価値を考えてみたいと思います。皆様も何かひらめいたらご連絡ください!

余談ですが今回調べていたら水耕栽培方式にNFTというものがあるのを知りました。笑

さて今日もこの辺で。。。

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書籍「ファーストペンギン」を読んで

坪内さんの半生をドラマ化した「ファーストペンギン」が始まったタイミングでご本人が同名の書籍を出版されましたのでこちらを早速入手して読ませていただきました!

前作の下記も読ませていただきましたがさらに詳しい記載や前作以降もさらに波瀾万丈であったことが良くわかる作品です。

荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命www.amazon.co.jp
2,580(2022年10月10日 14:20時点 詳しくはこちら)
Amazon.co.jpで購入する
 

漁業系の話なので自分には関係無いと思われる方も多いかもしれませんが、優れた経営者の一人のストーリーとして読んでいただければと思います。
また老若男女関係無く読んでいただける作品と思います。

DX(デジタルトランスフォーメーション)やSDGsカーボンニュートラルなど新しいことにチャレンジしなければならない状況に全ての人がさらされていると思っているからです。ファーストペンギンになって行動しなければ何も起こりません、変わりませんってことですよね。

特に「日々つまらないな~でも何かしないとなあ」と思われている方には自分を奮起させるには非常に良い作品と思いますよ。

さてなぜこんなに推しているかと言うと年齢や性別は違えど私と重なる所が多いんですよねえ。

・幼少期に体が弱く食物アレルギーがあったこと。
・悪事を憎んで人を憎まないところ
・地球目線で何事も考えているところ
・どんなにひどい嫌がらせにあっても自分はまわりの人に恵まれていると思っているところ。
・どんな課題もどうにか乗り越えられると考えているところ。
・人の命よりも大事なものは無いと思われているところ。
・劣れゆく一次産業をどうにかしたいと考えているところ。
・一次産業という変化を嫌う方々を良くしたいと考えられているところ。

こんな所でしょうか。。。

勝手に同士にしてしまっていますが、今回読んで私もまたいろんなことにチャレンジして行かねばなと奮起させられたところです。笑

彼女まだ36歳なのでこのストーリーのスタート時点では20代前半ってことになります。自分がその年齢の時にこの問題意識もってればな~と読んで後悔することもありますが、年齢は戻って来ませんので今からでもどんどん挑んで行きたいと思います!

では今日はこの辺で。。。

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