農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! by デジタルトランスフォーマー 渡邊智之

デジタルトランスフォーマーの渡邊智之が近未来について語ります。

滋賀県が無料でスマート農業研修!

スマート農業を体験できる 「集落営農オペレーター人材育成講座」の受講生を募集します!|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

本日はこちらのプレスリリースを見つけましたのでコメントして行きます!

これ活気出来な取り組みですね!滋賀県と言えばお米の産地!!というイメージを持ってるのは私だけですかね。。。笑

何故そのイメージが強いかと言うと、私がまだ農業の「の」の時も知らなかった2000年代に、当時は「スマート農業」という言葉が無く「IT農業」とか言っていた時期ですね。

私は、富士通株式会社というIT企業にいて、新しいビジネスを創出するという仕事を担っていました。

そこで「農業」の分野で何か出来ないだろうか?と一生懸命に模索をし始めていた時期に、新聞で滋賀県の農家さんの取り組みを見つけたんですよね。

フクハラファームさんという所で、水稲でかなり大規模にされている農家さんです。

こちらの当時の社長さんがかなり先進的な方で、人件費や人材のスキルの見える化などについてどうにかならないだろうか?
と課題をかかえられておりました。

水稲農家のスキルセットを設定し、その善し悪しで適材適所を行うと共に目標管理的なことをし、個々の従業員のモチベーションの向上を目指されていました。

数年後、形になった時の記事が下記になります。

田植え作業を“カイゼン”!? 農業に生きる製造業ノウハウ――富士通:製造マネジメントニュース - MONOist (itmedia.co.jp)

ちょっと前置きが長くなりましたが、この経験からお米の産地というイメージがこびりついているわけです。

その当時も滋賀県農業試験場に先進的な方がいてその方のおかげで上記成果につながって言ったのです。

今回の記事も滋賀県庁のもので、県がこういった取り組みをされるのは素晴らしいことだなと感じます。

圃場管理システムから、ロボット農機、リモートセンシング、ドローン、流通、販売システムまでの一通りを5日間という短い期間ですが無料で学べるのはありがたいことだと思います。

私も近ければ申し込みたい感じです。

こういった新しいものに農家さんは懐疑心をあらわにされ、「そんなもん役にたつわけない」と先入観で片付けられて話も聞いてもらえないことが私が始めたころは当たり前でした。

今もまだその感情を持たれている農業者の方が多い傾向にありますが、なんでもそうですが食わず嫌いは駄目です。

一度経験してみてそれでも「使えない」もしくは「高くて自分の農業には不要」と思われるのであれば仕方ありません。

ですがまずは使ってみて欲しいんですよね。

その結果これはこういう部分をうまく変更(自分の運用方法などの変更)すれば使えそうだとなったらメーカーのお試し期間などがもしあればその期間だけでも使ってみてください。

私の長年の経験上、半年使った方は「もう手放せなくなる」とおっしゃる方がほとんどだという認識なんです。もちろん費用対効果があわなければ経営者なら「使わない」という判断も大事です。

今回は滋賀県の事例ですが、日本の多くの自治体さんは農業が主産業でありますので、農業関連部門ではいろいろな事を検討されています。
どんなことを考えているかご自分の住まわれている自治体の農業関連部門に問い合わせてみてはいかがでしょうか?

自治体職員側も実はどんな支援をしたら良いか悩んでいます。
農業者さんからのアイデアを出してあげると喜びますよ。

この取り組み単発ではなく、滋賀県農業大学校などと連携してカリキュラム化してくれたらいいなと思います。

農業大学校|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

また下記の記事でも書きましたが
これからは若手の育成が重要です。農業高校や農業専門学校でも実施を検討して欲しいです。
農業系専門学校でスマート農業専門科? | 農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! (ameblo.jp)

さて今日もこの辺で。。。