農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! by デジタルトランスフォーマー 渡邊智之

デジタルトランスフォーマーの渡邊智之が近未来について語ります。

むつ市がスマート農業の拠点化へ?

情報通信技術を利用したトマト生産工場を建設 むつ市がスマート農業の拠点化へ青森県に支援を要望 | ABA青森朝日放送 (nordot.app)

本日は上記の記事を見つけましたのでコメントして行きたいと思います。

むつ市と言えば43歳の若い市長さんで、いろいろと新しいことにアグレッシブに取り組まれているイメージがあります。

今回の記事では北海道の農業法人むつ市で大規模施設園芸を展開されるというように読み取りました。

欲を言うとできれば地元企業に頑張って欲しかったですね。

植物工場と私が表現しないのは一般的に太陽光を使わない農業についてそう考えられている方が多いと思っているからです。

さて記事の見出しである拠点化というところにわたしはまず引っ掛かりました。一企業が大規模施設園芸を事業化したところで拠点化にはつながらないと思うんですよね。

その拠点化のところの具体策がこの記事からは読みとれませんでした。

宮崎県の新富町や埼玉県深谷市で取り込まれているような、スマート農業企業を囲って一大スマート農業エリアとしてしまうようなしかけがあってもいいかもしれませんよね。(下記参照)


宮崎県新富町
農業×DXで、「稼げる農業」は生み出せるのか。宮崎県・新富町「新富アグリバレー」に集う農業ベンチャーと共に、日本の農業の未来を探る - Digital Shift Times(デジタル シフト タイムズ) その変革に勇気と希望を (digital-shift.jp)

埼玉県深谷市
DEEP VALLEY | 深谷市の農家×企業のマッチングを図る。 (deep-valley.jp)

私の感覚ではまだこの2拠点も成功事例とまでは行けてないので、今からでも遅くないって感じています。スマート農業と言えば「むつ市」だな。って思わせるくらいに持って行けると理想像ですよね。

ここまでもって行ければ次世代農業を担いたいと思っている若者が学ぶためにむつ市に向かうなども発生してくると思います。

結果雇用できる人材も増え、人口増加、さらには周辺の関連企業などがどんどん立ち上がり良いスパイラルにつながって行きますよね。

さて視点を変えて「トマト」を作ることに関してですが、この「株式会社寅福」さん北海道でも大規模施設園芸でトマトを作られているようです。

これが普通のトマトだったら「ちょっとまずいな」と感じるところですが下記の北海道の記事を見たところ「高リコピントマト」と記載がありました。
高リコピントマトの生産がはじまりました! | 北海道上ノ国町 (kaminokuni.lg.jp)

「高リコピントマト」となれば消費者庁特定保健用食品として登録が可能ですので、登録がされればかなり高付加価値なトマトとしての流通が可能になります!

特にリコピンは女性の美容に影響する要素ということもあり、恐らくですが作れば作っただけ需要があります!だから北海道で大成功してむつ市にのりこんで来たんですね!!

スマート農業の拠点化につながるかは微妙ですが、経験値のある人が同じ手法で横展開されるのであれば成功の可能性は高いですよね。ただし設備投資にかなりのお金がかかると思うので当面の資金繰りには注意が必要ですね。

農業ビジネスの難しいところは収穫がされるまで無収入だってことです。
この「株式会社寅福」さん既に北海道での実績があるということで販路もしっかりしておられるだろうし商売的にはうまく行きそうだなと感じます。

これを記にむつ市にいろんな農業法人やIT企業があつまって一大スマート農業拠点になって行くのを期待したいと思います!

なお私が代表を務める「日本農業情報システム協会」でもこちらご支援できるかなと思います。ご依頼お待ちしています。笑

では本日もこの辺で・・・・

lit.linkのサイト作ってますので宜しくお願いします!
渡邊智之 lit.link(リットリンク)