農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! by デジタルトランスフォーマー 渡邊智之

デジタルトランスフォーマーの渡邊智之が近未来について語ります。

新しい用語を発見!?「ダイバーシティ農業」

「スマート農業」を超えた「ダイバーシティ農業」へ!「ダイバーシティ農業でおかやまを活性化する車座評議会」キックオフミーティングを開催 - 国立大学法人 岡山大学 (okayama-u.ac.jp)

本日は上記の記事を見つけましたのでコメントして行きたいと思います。

「スマート農業」や「農業DX」に次いで「ダイバーシティ農業」??

言葉の意味だけで追いかけると「多様性農業」と訳されれる感じですよね。

確かに農業は、体も頭も感性も使う職業でどれがかけても厳しい気がします。そういった意味で現時点では誰でも出来る職業では無いのは間違いありませんね。

障害者、高齢者、女性など皆さんがそれぞれの得意なスキルを上手に組み合わせて就業人口の減っている農業という職業に就いてくれるのは大変ありがたいですよね。

ただここでは「スマート農業」を超えたという表現をされていますが、「多様性」と「デジタル化」を同じ軸で比べられないと僕は思うんですよね。

高齢者や女性がアシストスーツをつけて若者や男性と同じように作業が出来るようになりことはダイバーシティにつながります。ようするに手段と結果の違いなような気がします。

また私の定義する「スマート農業」は単なる効率化だけでなく、生産から消費まであらゆる方々がデジタルを活用することで幸せになることとしていますから範囲についても本記事で示す「ダイバーシティ農業」とは重なる部分はあるけれども円の大きさとしてはどちらが大きいと定義するのは難しいと思いますね。

知り合いの東京農業大学の教授が農業による精神疾患への貢献度を研究されている方がいます。結果的に「土いじり」は精神疾患の方の症状緩和につながることが明らかになっているとのこと。

そう考えると農業そのものが病気や障害の改善につながることにもなります。これはデジタルとはなんら関係かりませんので同じ円の中には入りません。

従ってこれらの思想は双方あって良くてそれらをうまくマッチング出来れば幸せになるシーンが増えていくような気がします。

あとは必ずしも皆が同じ作業をする必要は無いわけですから、人材や機材の適材適所がスマート農業によって最適配置出来るようになると非常に良いですよね。

出来ればこのあたりを岡山大学さんに真剣に研究していただけると嬉しいなと思います。農業におけるスキルマップを明らかにし、どういう性格やどういう背景で生きてきた人は農業におけるこんな作業に向いているなんてことです。

発達障害や身体障害の方々もそれぞれ程度が違うわけですからこれらを見極めて適した作業をお願いする側は非常に大変だと思うんですよね。

障害者を雇われている農業法人などのお話を聞くと、この作業は彼にお願いすれば誰よりも性格で早いなどのお声も聞かれます。

本人にマッチした仕事をお願いできれば、健常者よりも良い働きをしていただけるシーンが明らかにあるわけです。

これは障害を持たれてる方にも経営者にもWIN-WINな姿ですよね。

誰かの役にたってお金をもらえてるということが障害者の方のモチベーションに貢献するのは間違い無いからです。

障害を持ってることで誰かにいつも助けてもらっている、迷惑をかけていると思って生きてきた彼らには最大の自己変革につながるわけです。

これからは障害の有無や男女、人種の違いだけでなく性的マイノリティなどもいろんな方々と我々皆が平等につきあっていけるようになるのが望ましいと思っています。

偏見を持たず、目の前の人を幸せにすることで必ず自分にも返ってくるそういう本来の「ダイバーシティ」を「デジタル技術」をフル活用することで実現出来ることを応援致します。

では本日はこの辺で。。。。